Cebu島在住のフィリピン女性に話を聞いた話を書いておきます。
彼女は元々Basilan島で生まれ育ったんだそうです。
Basilan島
Basilan島では、ミンダナオ島のZamboangaと同様に、broken Spanishであるchavacano語が話されています。スペインの植民地だった名残ですね。
Basilan島では人口の70%がイスラム教徒で、イスラム原理主義勢力が存在しています。
イスラム原理主義勢力と軍の戦争
イスラム原理主義勢力とフィリピン政府は戦争状態にあり、彼女は過去に3度戦闘を身近に経験したそうです。
戦闘でクラスメートが数人亡くなったり、政府軍の爆撃で地面が持ち上がる経験をしたり、避難していたため一カ月ずっとおかゆ(porridge)しか食べられなかったりといった、酷い思い出があるそうです。
戦闘の他にも、彼女が住んでいたバランガイのリーダーが誘拐されて、とても怖い思いをしたそうです。
戦争が家族にもたらしたもの
原理主義勢力と政府の対立が嫌でBasilan島を捨てて、彼女とCebu島に移りました。
兄弟も全員島を出て行ってしまったそうです。
しかし、両親はBasilan島に残っており、子供たちはBasilan島から出るよう懇願したそうです。
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