この記事を読むと、中国語の試験で代表的な、中検(中国語検定試験)とHSKについて、その概要のポイントがざっくり分かります
「中検」については、私は「準4級」に合格しました
一方で「HSK」で合格したことがあるのは「2級」です
「準4級」と「2級」?
試験が2種類もあると紛らわしいですよね
この記事は中検とHSKの違いについて重要なポイントに絞って簡単に説明します
中国語を学習していない人も、知っていて損はないと思いますので、読んでみて下さいね
どこの国で通用する資格か
まず中検ですが、中検は日本だけで通用する資格です
一般財団法人日本中国語検定協会が認定しています
HSKは世界中で実施されている共通の資格です
中国政府(中華人民共和国教育部)が認定する資格です
そうなんです
HSKは中国政府が運営主体なんですね
ちょっと意外に思われたかも知れません
日本人には中国語は習得しやすい
さて、そもそも言えることですが、日本人には中国語は大変習得しやすいです
大抵の漢字の意味は最初から知っていますので、全く中国語を勉強したことが無くともある程度意味が分かってしまうからです
このため、特にHSKの1級程度であれば日本人なら大して勉強せずに受かってしまうと思います
HSK、中検それぞれで難易度を順番に並べてみる
中検の場合
最も難易度が低い級から並べると、中国語検定の場合は準4級、4級、3級、2級、準1級、1級です。
HSKの場合
HSKの場合は、難易度が低い順番に並べると、1級、2級、3級、4級、5級、6級です。
HSKの場合は、難しくなるに従って級の数字が増えていく仕組みなのは文化的な違いがあって面白いですね!
どの試験がどれくらい難しいのか
実はHSKの1級は特に簡単にできています。
HSKに興味を持たせるための工夫ではないかと思われますね。
また、自分の考えをある程度自由に話せるレベル以上の難易度であるHSK最上級の6級よりも難しいのが、中検の準1級や1級と言われています。
ちなみに、最もレベルが高いとされる中検1級の定義はこの様になっています。
1 級 高いレベルで中国語を駆使しうる能力の保証高度な読解力・表現力を有し,複雑な中国語及び日本語 (例えば挨拶・講演・会議・会談など)の翻訳・通訳ができること。(一次)新聞・雑誌・文学作品・実用文などから難度の高い文章の 日本語訳・中国語訳,及び熟語・慣用句などを含む総合問題。(二次)難度の高い日本語・中国語の逐次通訳。※1級合格者は通訳案内士試験の外国語筆記試験が免除されます。
一般財団法人日本中国語検定協会(http://www.chuken.gr.jp/tcp/grade.html)
読むだけでかなりのハイレベルな資格であることは明白ですね。
HSK6級はこうです。
6級(試験の程度)中国語の情報をスムーズに読んだり聞いたりすることができ、会話や文章により、自分の見解を流暢に表現することができる。
HSK(http://www.hskj.jp/level/)
(語彙量の目安)
5000語以上の常用中国語単語
英語であれば5000語というと、TOEIC600点、英検2級のレベルです。何となくイメージが分かると思います。
実際に両方を受験して気づいたこと
中検は試験問題を持ち帰ることができる
中検で気づいたことは、問題用紙を持ち帰ることができるのです!
しかも、本番試験問題の正解とリスニング問題用の音源付きCDをゲットできます(有料)
これには本当に驚きましたね
試験受けた後、自分が正解していたのか気になるし、せっかくだから間違ったところは復習したいですよね?
こんなに至れり尽くせりの試験は他にないんじゃないかと思いました
HSKでは試験問題を持ち帰ることはできません。
HSKでは試験に全く日本語が登場しない
中検は問題は日本語で出題されます。
HSKは問題も含めて全部中国語です!(なので、中国語力がまだ低い段階だと、リスニングの問題の区切りすら分かりません)
私の受験履歴(ご参考)
2019年11月 中検4級: 不合格
2020年1月 HSK2級: 合格
2020年6月 中検準4級: 合格
まとめ
中検とHSKくらいは誰でも知っていて損はないのではないかと思い、共有させて頂きました。
ご参考になれば幸いです。
では皆さんにも引き続き良いことがありますように!
コメント