新型肺炎・コロナとの付き合いが長期化するかも知れない理由

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(3月12日に「新型コロナウイルス・新型肺炎騒動の今後の展開(セルビア・ジャマイカの状況を踏まえ)」を書いた、その続きです)



可能性の話ですが、

コロナウイルスとの付き合いは長くなるかも知れません

もしかすると永久です

実際に、世界的な報道機関であるReuters(ロイター)によると、WHOはワクチンが開発されても、コロナ問題はエイズと同じ用に永久に続く可能性があると言っています

The coronavirus that causes COVID-19 could become endemic like HIV

Reuters: ‘This virus may never go away,’ WHO says

新型肺炎・コロナとの付き合いが長期化するかも知れない理由

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ワクチンができても病気は根絶できない場合があるから

ワクチンができても病気は根絶できない場合があるのです。

例えば、麻疹(ましん)という病気にはワクチンがあります。ワクチンがあっても麻疹は未だに根絶できていません。

Ryan noted that vaccines exist for other illnesses, such as measles, that have not been eliminated.

Reuters: ‘This virus may never go away,’ WHO says

何故ワクチンがあっても病気が根絶できない場合があるのか

ワクチンがあっても病気が根絶できない理由のひとつは、ウイルスが変化し始めているからです

新型コロナウイルスにはL-typeとS-typeがあります

LはSから変化したものです

ワクチンが開発されても、新型コロナウイルスが更に変化してしまえばワクチンが効かない可能性があるのです
(たま出てくる、陰性と判定された人が再度陽性になるという話と関係しているかも知れません)

LとSの比較では、どちらの毒性が強い等はまだ良く分かっておらず、今後の調査が待たれます

(参考文献Coronavirus: Are there two strains and is one more deadly?
https://www.newscientist.com/article/2236544-coronavirus-are-there-two-strains-and-is-one-more-deadly/

インフルエンザの例

インフルエンザって、ワクチンしてもかかる場合がありますし、根絶できないですよね

それは、インフルエンザウイルスが変化してしまうので、ワクチンが効かないのです

つまり、新型ウイルスが毎年発生しているので、ワクチンが効かないのです

新型コロナウイルスは、既に変化を始めてます

新型コロナウイルスを根絶できないとどうなるのか


新型コロナウイルスの致死率は次のツイートの通りです

条件による致命率

⾼齢者(80 歳以上) 14.8%
循環器疾患 10.5%
糖尿病 7.3%
慢性呼吸器疾患 6.3%
⾼⾎圧 6.0%
悪性腫瘍 5.6%
健康成⼈ 0.9%
(リンク先より)

年齢によっても違う。40代までなら0.1%以下
(画像より)#新型肺炎 #コロナウイルス #コロナウィルス #コロナhttps://t.co/NRUbTBeuOy pic.twitter.com/9iDRjhC1WN— 田中実(マスク買えますよ!😆) (@dVzSgAE5DeOojEm) March 13, 2020

とても残念なことですが、図のとおり、致死率はインフルエンザよりも高いです

しかし、健康であれば40代までについては0.1%以下です

今は新しい病気なのでパニックが起きていますが、どこかで人々がこのリスクを許容し始めるかも知れません

学校や職場を永久に閉鎖することはできないのです

(参考文献:One chart shows how the coronavirus is more deadly than the flu even in South Korea, where the COVID-19 death rate is low)
https://www.businessinsider.com/coronavirus-death-rate-south-korea-compared-to-flu-2020-3


まとめ

ここで、再度まとめをしておきます

基本的には前回の記事と同じですが、アップデートしました

  • COVID-19の感染力に鑑みると、完全にパンデミックを止めるには全世界で同時に対策を取る必要がありますが、それは殆ど無理に思えます。

    (理由1)無責任な人達は一定程度存在して、感染拡大防止に協力しません。(私の知っている事例でも、航空機チケットが安くなった等と言って喜んで旅行している人がいるし、ダイヤモンド・プリンセスに乗船していた人物が居酒屋やジムに行ってしまいました)

    (理由2)国によって対応状況・危機感に温度差があります。
  • 暖かくなってもコロナウイルスは消えないかも知れません(消えるかも知れません)

    (理由)オーストラリア等南半球でも感染が見られることから、暖かくなっても感染が収束するか不明です
  • 将来的にワクチンが開発されても、新型コロナウイルスを根絶出来ない可能性があります(根絶できる可能性もあります)

    (理由)既にウイルスは変化し始めており、インフルエンザを根絶できないのと同じ理屈で新型コロナウイルスを根絶できない可能性があります
  • となると、どこかのタイミングでインフルエンザよりも遥かに高い致死率を持つ新型コロナウイルスと共に半永久的に暮らすという現実を受け入れるしかないのかも知れないです

    (理由)幼稚園・学校や職場を永久に閉鎖することは出来ません。
  • 来年には、新型肺炎の騒動に人々が慣れてしまい、普通のインフルエンザや風邪の一種として捉えられている可能性も相応にあるように思えます。

暗い記事ですが、

皆さんにも引き続き良い事がおこりますように願っています。



(前編 新型コロナウイルス・新型肺炎騒動の今後の展開(セルビア・ジャマイカの状況を踏まえ)



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