セルビアにおける新型コロナウイルス

世界各国の状況

私はオンライン英会話のDMM英会話をやっているのですが、最近よく新型コロナウイルスが話題に登ります。

そこで、セルビア人に直接聞いた話を次のとおりまとめてみました。

1.セルビアでの新型コロナウイルスの広まり

画像:ウイルス
PIRO4DによるPixabayからの画像

ヨーロッパでの新型コロナの蔓延に伴い、各ヨーロッパ諸国で会社をクビになったリした人達がセルビアに帰国しました。

その数は20万人で、セルビアにコロナウイルスが持ち込まれました。
(私に5万人と言った人と、20万人と言った人と、30万人と言った人がいたので、間をとって20万人にしました)

文化的背景

セルビア人は、オーソドックスクリスチャンです。

(クリスチャンではあるが、カソリックでもプロテスタントでもなく、オーソドックスクリスチャン)

宗教的背景により、3回キスする習慣があります。

3回というのはキリスト教で言う父・子・精霊の象徴です。

家族・親族・恋人は勿論、仕事の契約が妥結したときに、相手とも3回キスしたうえでハグするかも知れないくらい、頻繁に行われる習慣です。

そのため、他人との接触が日本人よりも圧倒的に多く、これがコロナウイルス蔓延の原因のひとつと目されています。

また、他のヨーロッパの国と同様、マスクをする習慣がありません。

2.緊急事態宣言

セルビアでは3月15日に大統領が緊急事態宣言をしました。それ以降、国会は機能を停止し、大統領が立法権も持つことになりました。

このようにして大統領のの権限が大幅に強化されました。

セルビアの大統領Aleksandar Vučić

緊急事態宣言は、戦争等を想定したものであり、パンデミックは想定されていません。

大統領の緊急事態宣言は権力の濫用ではないかという声があるようです。

一応医師・専門家が緊急事態宣言が適切であると大統領に助言したことが緊急事態宣言の発端であり、1ヶ月で終了するとして始まったようですが、延長されるのではないかと考えられているようです。

3.現金支給

セルビア政府はEUR 5 bn を国内の事業者向けローンとして用意します。

また、18歳以上の国民全員に100ユーロを配ることにしたそうです。

しかし、そのような大金が国庫に無いため、政府は国際機関からの借り入れを行って現金を用意するようです。

最終的には政府は徴税して返済しなければならないこと、100ユーロはあまりに少額であり、受け取っても効果が薄いため、国民の間ではこの政策に不満がある人もいるようです。

老人は直ちに100ユーロを受け取れたようですが、若い世代は政府に電話をしないと受け取れないようです。ただし、どこに電話をすればいいのかはまだ国民に知らされていません。
この結果、若い世代に不公平感が広がり、ベオグラードでは抗議行動が見られています。
高齢世代は大統領の支持層であり、そのために優先して100ユーロを受け取れたのではないかとも考えている人達がいるようです。

4.外出禁止令

外出禁止令は2020年5月7日に終わり、誰でも好きな時間に外出できるようになりました。
ただし、マスクをしている人は少数派だとのことで、再び感染が広まってしまうかも知れませんね。

レストラン・公共交通機関を含め、全ての施設が通常営業を再開しました。
ただし、レストランで座る時にはひとつのテーブルに2名まで、等の一定の制限はあるようです。

平日

セルビアでの外出禁止令は3月19日から始まり、夕方の8時から朝の5時までは外出禁止となりました

3月22日には午後5時から朝5時までが外出禁止となりました

外出禁止の時間に外出が認められるのは勤務中の兵士と警官、夜勤の人、緊急に病院に行かねばならない人だけです。

外出禁止を無視して外に出た人が逮捕されるということも起こっています

外出しても、食料品店と薬局とガソリンスタンド以外は全て閉店しています

ゴミを捨てに外に行っても、本当に人っこ一人いない状態で信号も黄色で点滅している、そんな状態です

ケーブルテレビは外出出来ない人達に向けて無料放送を開始しているという話もありました。

4月21日からは、状況が好転したとして、外出禁止は午後6時から翌朝5時までになるそうです。(従来は午後5時から)

週末

週末出歩く人を少なくするために、週末には平日とは異なる外出禁止の時間が設定されています。

2020年3月28、29日は午後3時から翌朝5時までが外出禁止でした。

翌週2020年4月4日土曜日の午後1時から4月6日月曜日朝5時までの連続した時間が、年齢問わず外出禁止となったそうです。

その次の週の4月10日金曜日午後5時から4月13日午前5時まで外出禁止になりました。

セルビアでは2020年は4月19日日曜日がイースターです。

通常であれば人々が集まってお祝いする日なので、どうなることか憂慮されました。

これもあってか4月17日金曜日の午後5時から21日火曜日の朝5時まではずっと外出禁止となりました。

教会に行かないよう既に連絡が来ているようです。
これほど長い間外出禁止となってしまうと心配です。

セルビアでは5月1日が労働者の日として祝われるため、4月30日の午後6時から5月2日の午前5時までは外出禁止となるようです。ただし、5月2日(土)、5月3日(日)は午前後時から午後6時まで外出できます。このため、土日で久しぶりで土日に外出できることになりました。

高齢者

都市部では65歳以上、地方では70歳以上の人は時間にか関わらず外出禁止です

ただし、4月の頭頃から、日曜朝4-7時は、食品を購入する等の用事の為に外出出来るようになりました。

4月10日金曜日は朝4-7時に外出が認められますが、替わりに4月12日は外出禁止となります。

では、高齢者はどのようにして年金を受け取っっているのでしょうか。

セルビアでは年金を、現金の郵便という形で受け取ることができるそうです。

そのようにして高齢者は外出せずに年金を受領したり、クレジットカードで支払いをしたりして凌いでいるそうです。

セルビアではATMは普及していませんので、以前は、高齢者は銀行の窓口に行っていたようです。

それと、家族が代理で銀行口座から預金を引き出すことができるようです。

なお、4月下旬(21日から?)、午後6時以降に30分だけ高齢者は外出が認められます。

ただし、自宅から300m以内限定です。

午後6時までは65歳未満の人が外出して、6時以降には高齢者が外出するじかんということで、入れ替え制になっている訳ですね。

ちなみに、30分の外出時間をいつにするかは、午後6時以降であれば、好きに選んでいいそうです。

抗議活動

あまりに広範な外出禁止に政府に講義する活動が始まり、4月28日には外出禁止に抵抗する人達が外出禁止の時間にあえて外出するなど、一部で騒ぎが広まっています。

この動画には、セルビア各地の人々が政府に抗議する音が録音されています。
10分程度鍋等を叩いて、抗議の意思を示しているようです。

Šerpe, lonci i pištaljke sa novosadskih terasa – treće veče

5.政府から国民への連絡方法

大統領・専門家がテレビ出演

毎日20時から?大統領や専門家がテレビで会見を行い、新たな外出等の規制や、新たな感染者・死者の数等の状況を公表しています。

最初の5分くらいがアップデートで、それ以降は大体いつもと同じ話になっているようです。

このため、最初の5分だけ観れば状況が分かるという話もありました。

スマホに連絡

4月頭には、セルビア政府からはセルビアの通信会社と通信契約している全スマホに向けて、イタリア・スペインの状況に近づきつつあるので、自宅にいるように呼びかけるメッセージが送信されています(↓図の左上の吹き出し)。

スマホに直接メッセージが来たのは最初で最後だそうです。What’s UpとViperのユーザーにも同じメッセージが来ました。

それに対して、このスマホの持ち主はパニックを広めるなと言う反論メッセージ(右下の緑色の吹き出し)を送ろうとしたのですが、送信に失敗しています。

政府のアカウントは送信専用のアカウントだったようです。

6.SNSに外出の様子を投稿して逮捕された人

このおばあちゃんは、友人宅に出歩き、ビールを飲んでいる様子がFacebookに投稿されたせいで逮捕されたそうです。

どこの国にもこういう人っているんですね。。。それにしても、このおばあちゃん完全にポーズ取ってますね

微笑ましいと思ったのは私だけでしょうか。

7.まとめ

国によって、新型コロナウイルスの影響はかなりことなりますが、セルビア社会へのインパクトは日本の比ではないですね。

ここまで見てきたように、セルビアの新型肺炎対策のルール変更はかなり頻繁ですので、混乱を招きそうです。

以上、オンライン英会話のDMM英会話でセルビア人から直接聞いた話を元に構成してみました。

世界各国の人達の話を聞けるのはとても興味深いです。

もしもDMM英会話の無料体験していない人いたらオススメします。

なにせ、「無料」ですからね。

(裏取りで使った資料)
1.https://balkaninsight.com/2020/03/19/belgrade-streets-empty-as-serbian-curfew-begins/
2.Reuters: Serbia to spend 5 billion euro to cope with the aftermath of the coronavirus

OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

コメント

タイトルとURLをコピーしました