直接カメルーン人に教えてもらった話を書いていきます
宗教
キリスト教、イスラム教が半々です。
言語
カメルーン国内にはイギリス・フランスの旧植民地が混在しており、英語とフランス語とが公用語として話されている。
次に、より詳細に見てみます。
下の地図の中のSWとNWは赤色の濃い地域で、英語が話されています。このsouthern Cameroonでは英語が話されており、それ以外の地域ではフランス語が話されています。
5~10%の人々が両方話すことができるようです。
歴史的な背景
下の6枚の図の左上を見て頂くと、全体がオレンジ色になっていることが分かりますが、カメルーンは元々ドイツの植民地でした。
第一次世界大戦の開始により、右上の状態になりました。赤の部分をイギリスが占領、青の部分をフランスが占領した訳です。
1961年にイギリス植民地の部分は住民投票の結果北半分がナイジェリアに統合され、南半分がカメルーンに統合されました。
しかし、国民の80%がフランス語が母語、20%が英語が母語という構成となり、圧倒的にフランス語を話す人が多い状態になってしまいました。
カメルーンはフランス語中心の社会となり、役所の手続きにも遠い役所に行かねば無い等の不利益も被って、英語を話す人たちは差別的に扱われていると感じ、2016年に独立運動を始めます。
そういう抵抗運動をしている人たちのことを英語ではsecessionistと呼びます。
secessionist達が作ろうとしている国の名前はAmbazoniaです。
日々secessionistとカメルーン軍は戦闘を繰り広げている状況となっています。
secessionist達が使っている武器はナイジェリアから持ち込まれているようです。
しかし、secessionist達は長い闘争の中で、誘拐などによって資金を獲得しようとしており、支持されておらず、の野望が実現することはありえない状況だということです。
治安
赤色が濃いところが危険な地域です。
北部はボコ・ハラムの問題があり、赤色になっています。
英語が話されている西部は、独立運動により戦闘が続いており、赤色になっています。
その他の国境地域については、他国と陸続きなので犯罪者が出入りしやすく、大部分が赤色になっています。
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