カナダは銃を使った大量殺人事件を受けてアサルトライフルを禁止

DMM英会話デイリーニュース

2020年4月18-19日にカナダのノバスコシアで起こった銃による大量殺人事件に関する記事です。

犯人はGabriel Wortmanという51歳の男で、16箇所で銃の乱射と放火を繰り返し、事件中に警察によって射殺されました。
これもあり、動機は不明。
被害者のうち数名とは知り合いだったようです。

Gabriel Wortman

ところでアサルトライフルとは何かを解説しておくと、銃のカテゴリーの名前です。
主に軍で使用されており、遠距離でも比較的正確に射撃ができるだけでなく、オートマチックな連射もできます。
一番有名なアサルトライフルは、AK-47(あだ名はカラシニコフ)
です。
以前テレビゲームをして覚えていたので、この解説は何も見ずに書けちゃいました!

カナダは銃を使った大量殺人事件を受けてアサルトライフルを禁止


カナダのジャスティン・トルドー首相は、Gabriel Wortmanがノバスコシアで22人を殺害した事件の2週間後、アサルトライフルの販売および使用の禁止を発表しました。

この禁止令は、米国での事件に使用されたAR-15やその他の武器を含む、1,500種類を超えるアサルトライフルに適用されます。

AR-15

「規制は直ちに効力を発揮し、カナダで軍用の武器を購入、販売、輸送、輸入、または使用することは認められない」とトルドー首相は述べました。

政府は2年間の猶予期間を用意し、現在の所有者が銃器を政府に供出する買い戻しプログラム(これに参加する場合、政府から保証金が出ます)か、銃の保有を維持する(手続きは未定)かが選べるようにしようとしています。

所有者は、買戻しプログラムに関する詳細情報が出るまで、銃を安全に保管しておく必要があります。

「アサルトライフルを禁止することでカナダ人の命が救われる」とビル・ブレア公安相は言った。 「これらの銃は民間人には必要のないものです。」

ノバスコシアの事件の犯人Gabriel Wortmanは13人を射殺し、放火によって9人を殺害する、カナダ史上最悪大量殺戮事件を引き起こしました。警察はカナダで入手した拳銃とアメリカで入手した銃を使用したと述べましたが、警察は犯人Gabriel Wortmanがどの銃を使用したか具体的にはしていません。

ビル・ブレア公安相は、事件で使用された2つの銃は禁止する武器のリストに含まれていると述べましたが、どの銃であるかは明確にしませんでした。

野党党首のアンドリュー・シェアーは、犯人には銃器の免許がなかっため、銃はすべて違法に取得されたものであったと述べました。

また、「市民から銃を遠ざけたとしても、違法に銃を入手する危険な犯罪者を止めることには役立たない」としています。

しかし、ビル・ブレア公安相は、カナダでアサルトライフルが違法であれば、犯罪者の入手はより困難になるだろう、と述べました。

「すべての銃器は当初は合法的に取得されているものの、その後に違法な闇市場に流通してしまうのです」とビル・ブレア公安相は述べました。

DMM英会話デイリーニュースCanada Bans Assault-Style Weapons After Shootingの和訳

まとめ

Gabriel Wortmanがこのような事件を引き起こした動機は不明ということですが、亡くなった方たちがいることは本当に残念です。

アメリカでは大量殺害事件が起きても、銃規制の話は進みませんが、お隣カナダでは大分事情が異なるようですね。

ところで、カナダは、アメリカと長い陸の国境を接しています。
このため、国境を全て見張るのは不可能であり、仮にカナダで銃規制をしても、アメリカからの違法な銃の流入を抑えるのは難しいかも知れません。

例えば、同じくアメリカと陸の国境を接するメキシコではギャング達が主にアメリカから持ち込んだ銃を使って抗争を繰り広げているとされています。

メキシコ・カナダでの銃を使った殺人事件を抑えるにはアメリカにおける銃規制が必要なのですが、当のアメリカにその気がないのでは、いつまで経っても銃による悲劇は起こり続けるのかも知れませんね。残念ですが。

ではまた!

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