真珠湾だまし討ちを演出した在米日本大使館

在ワシントン日本大使館の事務処理の経過。時間は米国ワシントン時間です。1941年12月6日夜から7日朝までの職務怠慢が読み取れます。

1941年12月6日

1000第901号電(日米交渉打ち切り通告である902を送信する予告)大使館着

1100~1500第902号電(交渉打ち切り通告本文)のうち14分の1-13について到着。

1900第902号電の8,9程度まで解読している間に904号(機密保持のためタイピストを使ってはならないという指示)着。タイピスト以外でタイプできる人物がひとりA氏しかおらず、作業に遅延が発生

夕刻電信課員に対し上司から自由行動の許可。

夜人事異動に伴う送別会を実施。これにより日本からの訓電処理は停止。

夜半送別会から大使館に戻り業務続行。しかしA氏は友人との約束があり、7日まで戻らず。

1941年9月7日

0600-0700 第902号の最後の部分14が到着

0730第907号電(1300までに国務省に通告する指示)到着

0900最初に大使館に来た海軍武官補佐官は大使館が無人であることに気付く。当直者が教会のミサに行っていたため。

1000大使館、電報解読作業開始

1100第907号電解読

1230第902号電の14解読

1330日本海軍はハワイ空襲開始

1350大使館資料準備完了

1400野村・来栖大使国務省到着

1420ハル長官と面会し、書類を提出

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