昆虫の数は過去30年の間に約3/4になっていたのですね。
直感的な話で恐縮ですが、かなり恐ろしい減少に思えます。
同時期に人類は53億人1990→77億人2020に増えています。(出典Wikipedia)
地球の昆虫は過去30年で27%減少
有名な科学系雑誌のサイエンスによると、過去30年の間に、地球上の昆虫の数は約4分の1減少しました。
減少速度は場所によりますが、ミツバチから蝶に至るまで、昆虫の数は年に1%弱の割合で減少しています。これは、「insect apocalypse(昆虫達の黙示録)」への恐怖の元となったいくつかの地方における小規模な研究で確認されたより減少のペースよりは緩やかです。
しかし、それでもなお憂慮すべき水準である、と研究の取りまとめを行ったロエル・ファン・クリンクは言っています。
この調査では、10,000種類以上の昆虫に関する以前の研究を1,676か所のデータから調べました。ファン・クリンク氏によると、減少が著しいのは、虫が食物や生息地を失っている都市、郊外、農地周辺だそうです。
(地域別には、)北米、特に米国中西部とヨーロッパの一部で昆虫の数は最も減少していました。
この研究では、場所・時代ごとに大きく異なる減少率が記録されています。デビッドワグナー(科学者/研究には不参加)は、これは昆虫数の減少を引き起こしている要因が複数であることを示している、としています。
しかし、陸上で生活する陸生昆虫は減少しているものの、トンボや蚊などの淡水の「水生昆虫」(一生のうち少なくとも一部を水中または水面で生活する昆虫)は年に1%以上増加していることも研究で分かりました。これは、陸生昆虫が減少するよりも速いペースでの増加です。しかし、これら増加している淡水の水生昆虫は、昆虫の中のごく一部にしか過ぎません。
しかし、淡水昆虫の数が増加している(川や小川がきれいになったためと考えられてい)ことは、希望である、と科学者たちは述べています。
(DMM英会話 デイリーニュース Earth’s Insect Population Decreases 27% in 30 Yearsの訳)
まとめ
昆虫は食物連鎖を構成しているだけでなく、受粉を通じて植物にも貢献しています。
それが30年で27%の減少というのは気づかないところで大きな変化がおきているような気がしますよね。
機会があれば情報を集めてみたいと思います。
ではまた!
(水生昆虫が増えていてるのは良かった的な内容の記事ですが、私としては、「蚊」に関してだけは増えてもらっても全然嬉しくないですね・・・。)
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