新型コロナウイルスで奇妙な夢を見る人が増えている理由
多くの人々がコロナウイルスのパンデミックの間に奇妙な夢を見ていると報告しており、専門家はそれには相応の理由があるとしています。
ハーバード大学の心理学者であるDeirdre Barrett博士は、オンライン調査で人々の夢の記録を収集しているのですが、私たちが見る夢は恐怖心や眠り方によって影響を受けているとしています。
Deirdre Barrett博士は、世界で起きた事件が夢にどのように影響するかについて研究しています。Deirdre Barrett博士は2001年9月11日に起きた9.11テロ事件の後で夢を研究した実績があり、新型コロナウイルスによるトラウマが人々の見る夢に影響を与えているとしています。
Barrett博士はNBC（アメリカのマスコミ）に、医師、看護師、および他の第一線の労働者が、患者を救うことができないなどの非常にストレスの多い状況を伴う夢を見たと報告していると語りました。しかし、Barrett博士は、ウイルスは目に見えないことから、他の職業についている人々には自然災害のような夢を見ている、と語っています。
しかしBarrett博士によると、恐怖だけによって人々が奇妙な夢を見ている訳ではないそうです。アメリカ人は一般的に新型コロナウイルスによるロックダウン中に以前より長めに眠っていること、そして彼らは朝目覚まし時計をそれほど使っていないことから、アメリカ人は目を覚ます直前に夢を見ている可能性が高いとバレットは言います。
そして、普通でない夢を見ているのはアメリカ人だけではありません。フランスのリヨン神経科学研究センターによる調査では、コロナウイルスの影響で夢の内容を思い出せる人が35％増加し、うち15％は悪夢を見たと答えています。
イタリア睡眠医学協会がサポートする別の研究では、ロックダウン中のイタリア人がPTSDを持つ人々と同様の悪夢を見ていることが確認されています。
さて、パンデミックの間に良い夢を見るにはどうすれば良いのでしょうか。Barrett博士は、1つの方法は、寝る前に夢を見たい素敵なことを考えることだと述べています。毎回うまくいくとは限りませんが、悪夢が少しは楽しいものに変わるそうです。
(DMM英会話 デイリーニュース Why the Coronavirus Is Giving Us Strange Dreamsの訳)
まとめ
世界中で奇妙な夢を見る人が報告されているようです。これを防ぐには、楽しい事を考えてから寝ること。分かりやすいですね。
変な 夢を見ると、せっかく寝たのに疲れてしまいますから、試して見る価値はありそうです。
National Geographicにもコロナで変な夢を見るという記事が出ていましたよ。
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